文化祭

23日は母校の文化祭へ。ちゃんと行くのは卒業以来、初めてかもしれない。

 

私の出身校は中高一貫校だったのだが、敷地面積がとてつもなく広く、当時は授業毎の教室移動がとてつもなく大変だった。何なら新しい施設も出来ていて、更に広くなっていた。今回、久しぶりに学校中を歩き回ったが、改めてその広さを思い知った。この日のiPhoneの万歩計の記録は15,441歩だった。

お世話になった先生に会うのを目的に行ったのだが、折角なので十二分に文化祭の雰囲気を堪能してみた。出店で食べ歩きは勿論、在籍当時はあまりちゃんとみていなかった、中学生の研究発表・美術の作品展示なんかもしっかり見てみた。

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竪穴式住居の展示もあった。これは結構本格的だったが、教室に入った瞬間の藁の匂いが半端なかった。

私は吹奏楽部に所属していたので、文化祭当日はコンサートの本番や、その呼び込みの為に中庭で演奏したりティッシュ配ったり(今思うと中高の文化祭の呼び込みとは思えない手法)と忙しくクラスの方にはあまり貢献できなかった。その代わり、部活の合間を縫って準備は頑張って参加していた。非常にハードな日々で、家に帰ったら倒れるように寝ていた記憶があるが、それ以上にみんなでワイワイ準備するのが楽しかった気がする。

見かける学生たちはみんな生き生きとしていて、きっと当時の私のように疲れながらもそれ以上に楽しいんだろうなーなんて思いながら見ていた。いいね、青春だね。学生ならではの特権だね。クラスの中には興味がなかったり、反抗心で参加しない子達もきっといるのだろうけど、好きで参加している本人たちが楽しいのなら、それで良いのかな、なんて大人になってから思ってみる。けれど、集団で1つの目標に向かって何かに取り組むっていうことは、学生の頃でないとなかなか体験出来ないことだし、それも学生の特権だと思うので、色々なことがあったとしても参加してみるのが良いのかな、と思う。大人になってからも職業によっては集団で取り組むこともあるけれど(実際に私の仕事もそんな感じだけれど)、様々な方向に関心を持っている人たちが一緒に何かに取り組むということは、その分色んな発想や考えに出会うことが出来るので、刺激になるし、自分の視野も広がるよな、なんてしみじみ考えてみた。こういうことって大人になってから気づくけど、肝心の当人たちって分からなくて後から「あの時もっとこうすれば…」と思うものだ。。私もその1人だけれど。

それから一緒に行った友人と、若い男女の交流にドキドキしていた(笑)母校は共学ではあるものの、男女で校舎が別なので交流の機会が少なかったので、余計にときめいてしまう…年だなあ。でもこの歳になるとそういうときめきも少なくなるので、本当に羨ましい。

総じて言うと若いって羨ましい。もっとちゃんと勉強しておけば良かった、とか、もっと遊べば良かった、とか。色々考えてしまう。けれど、久しぶりに会った先生から「中学のクラスの友達は一生もんよ!」と言われて、今もこうして遊べる友達が出来ただけでも、もう十分だとも思う。それにしても若い子達から得るものは多い。自分には無いものを持っているからなんだろう。兎に角収穫が多い一日だったし、とても楽しかった。

 

収穫と言えば、山間にある学校なので畑を持っており、文化祭では野菜の直売がある。そして着いて真っ先に買ったものが野菜だった。里芋とピーマン。折角なので、この日の夕飯は久しぶりにきちんと料理をしてみた。

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けんちん汁とピーマンの肉詰め。素材が良いと普通に美味しい。心もお腹も満たされるとは、まさにこの事。