下手の横好き

ズバ抜けて得意な訳ではないけれど、そこそこ上手くできることが結構ある。 

 

そういうものは、どちらかと言うと好きな類に入るので、割と一定の周期で個人的なブームがやってくる。そして気がつくと真面目に取り組んでいたりする。

やっていること自体は楽しいし好きなんだけど、特技と言えるほど上手ではないし、自分の基準点を越えるクオリティを生み出せないという理由で「趣味」と言うことに何となく抵抗を覚えてしまう。これを先輩に話したら、「もっと気軽に考えなよ」と言われた。

 

じゃあ一体どういうことが好きなんだ、というと、集中できる手仕事系である。

・刺繍…これから縫う図案を探す時間が楽しい。しかし、裏地の糸の処理がうまくいかない。刺繍糸の束から一本引き抜くのがうまくいかない。

・アクセサリーづくり…ビーズを糸に通すという単純作業の繰り返しが楽しい。しかしお金かかる。ばら撒くと死ぬ。

・料理…一人暮らしなので毎日やっているが、たまーに作る凝ってる系の料理の時間が楽しい。怖い揚げ物がうまく行った瞬間が嬉しい。しかし後片付けが死ぬ程めんどくさい。1人なのでたくさん作ったところで食べきれない。

 

そして、最も付き合いが長く、最も納得のいく出来まで到達しないのが、「お絵かき」である。

 

お絵かき自体は、大好きなのだ。

なにせ、小さい頃から紙さえあれば延々と絵を描き続け、中学に入る前までは絵画教室に通います油絵まで習っていた。(続ければ良かったと大人になって後悔)

漫画を読むようになってからは、数多の大先生方に憧れ、自作の漫画を描くようになり、小学校時代の将来の夢は漫画家だったし、美大に通いたいと思っていた。(実際には、なぜか音大に通っていた)

 

私は、自分は絵がうまいと思ったいたし、自信を持っていた。そんな中、世界には色んなひとがいるということを知る。自分なんかより絵が上手い人なんてたくさんいるのだ。友達はもちろん、SNSを見たら、もっともっといる。

 

悔しい、とは思わない。どちらかと言うと「この人が描くようなテイストの絵を描けるようになりたい」という憧れの方が大きくなった。けれど、自分の昔からの癖は抜けないので、どう描いても「私の絵」になってしまうのだ。そこに納得がいかず、むらむらともやもやと葛藤してしまうのだ。

 

だからと言って絵を描くことを嫌いにならないのだから、そこは自分でも不思議だ。気がつくと絵を描いているし。

ここまでグダグダ書いているけれど、「上手く描けたな」と思うときはちゃんとある。だからやめられないんだと思うし、こういう画材を使いたいとか、そういう目標は絶えずあるので、多分一生付き合い続けて行くんだろうなあ。

 

因みに私はペンタブを持っている。が、上手く使いこなせないので、これを使いこなせるようになるのが目下の目標の一つ。で、ペンタブをちゃんと使いこなせるようになったら、LINEスタンプを作ることがもう一つの目標。

 

どうしてアナログの方が描きやすい。ここ最近、インスタでHey!Say!JUMPのイラストを描く方のアカウントを覗くのが日課なのだが、みんなペンタブどう使いこなしているんだ…と思う。

話がやや逸れるが、今ハマっているのは、Hey!Say!JUMPのイラストを描くことなのである。私は感化されやすいので、そのインスタで素敵なイラストを載せている人達をみると、すぐに「自分もやりたーい」ってなっちゃう単細胞野郎なのだ。で、最近細々と練習している。そしたら、今日奇跡的に「いいじゃーん」と思える出来のものが描けたので晒してみよう。一覧のサムネイルに出てくるのが複雑な心境だが。

 

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A.Y.T。

光くんのお顔を描くのが楽しい。大ちゃんの顔がデカい。

 

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高木くん。
私の描く人物は肉つきが良くないので、意図的に太らせないといけない。自分の痩せたい願望がイラストに現れてしまう悲しさ。

 

そんなこんなで「お絵かき」が趣味だと言い難いと思っていたけれど、こんなに真面目に語れるのであれば趣味と言ってもいいんじゃないかな?って少し思ってきた(適当)