技巧

●10/10だったか、浜離宮朝日ホールベルリンフィルのヴァイオリン・アンサンブルを聴きに行った。初の浜離宮朝日ホール。さすが朝日新聞社。ステキなホールでした。

勿論パフォーマンスも。寝不足&その前にランチで美味しい洋食屋さんに行っており満腹状態だったので、途中意識飛んでいたのは、まあ置いておいて。純粋なクラシックジャンルのコンサートだったけれど、お客さんを盛り上げるポイントを押さえていて、空気を壊さない程度の演出が素敵だった。失礼かもしれないが、日本人の奏者が同じようにやっても、同じようには盛り上がらないと思う。その国ならではの感性・音楽性・ユーモア…そんな要素が合わさったからこそ、生まれるパフォーマンスなんだと思った。

最後のトリプルアンコールには度肝を抜かれたが、心満たされる公演だった。

 

●先日、自分の母校(大学)の同窓会に行ってきた。学科が創立して何周年か経ったようで、その記念の会だったので歴代の諸先輩方も大集合。

割と専門性のある学科なので、卒業生は殆ど同じ業界内にいる。なので、仕事での繋がりもあるし、大学からもしょっちゅう連絡が来たりもする。

正直、大学の呪縛から解放されたい…という気持ちが無くもないし、鬱陶しいと感じる事もある。だけど、久しぶりに先生と話したりして、自分がこの世界で働いていることに対して親のように喜んでくれていることは、純粋に嬉しいなあ、と思った。その分、後輩たちのためにも中途半端なことはできないし、もう新卒とも言えない年齢なので、知識や技術をもっともっと上げていかないと、と思った。

行くか行かないか迷った会だったが、とりあえず行ってよかった。

 

●生まれてこの方、男性が運転する車に乗ったことがなかったのだが(父親を除いて)、ついにこの間デビューしてしまった。例の彼と。

仕事だったのだが、一緒に外出しており、帰りにさらっと「送って行きましょうか」と。行きは歩いて行ったので帰りもそのつもりでいたのだが、予想外の展開に動揺しまくりで何と返答して乗せてもらったのかよく覚えていない。

約10分のドライブだったが、正直にいうと、超幸せだった。この記憶で暫く生きれると思うくらい。ただ、本当に緊張しすぎて、普段は私の方がよく話すのだがほぼ黙りこくってしまい、彼がたくさん話しかけてくれた。

また乗りたいな…と思いつつ今度そんなチャンスがあったら、平常心を保てるようにしなければ。

というか、助手席ってこんな距離近かったっけ…